英語長文が苦手なキミへ:「読めない理由」は実はとてもシンプル!
「先生、長文が読めません…」
このセリフ、毎年必ず聞きます。いや、もはや“季節の風物詩”です。
でも、よくよく話を聞いてみると、読めない理由はとてもシンプルなんです。それは――
「単語と文法を知らない」
これだけ。いやホントに。
長文は“英語のごった煮” 長文って、ただ文が長いだけじゃありません。いろんな単語、いろんな文法、いろんな表現がぎゅうぎゅう詰めにされている“英語のごった煮”です。たとえるなら、知らない具材が半分以上入ってるカレーを食べようとしてる感じ。そりゃあ、どこから食べていいかわかりませんよね。 でも逆に言えば―― 「使われている単語・文法がわかる」ようになれば、一気に読みやすくなるんです。
単語がわからないと、内容は「穴あきチーズ」
英語長文で「分かった気になっている」生徒ほど、要注意です。
たとえば、こんな文章があったとしましょう。
The boy was excited because he saw a dolphin for the first time.
「うーん、なんとなく“少年が初めて○○を見て興奮した”って感じかな?」
そう、“なんとなく”のまま答えてしまうと、選択肢にひっかかるんです。
でも“excited=ワクワクした”、“dolphin=イルカ”とわかれば、意味はくっきり。
穴あきチーズだった文章が、ちゃんとしたストーリーに変わる瞬間です。
文法がないと、英語は「魔法の呪文」に
文法も同じ。
文の構造が分からないと、「the」「of」「that」などの一見地味な単語が意味を持ちません。
それはまるで、魔法の呪文を唱えてるのに魔法が出ない魔法使いのよう…。
例えば「It is important for students to study English.」
構造が分かれば、「学生にとって英語を勉強することは重要だ」と読める。
でも文法を知らないと「なんか大事っぽいけど、誰が何をしてるか不明」という謎文章に。
「長文対策」は実は遠回りのようで近道!
英語長文で点が取れるようになるには――
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毎日5〜10語、確実に単語を覚えること
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基本の英文法(中1〜中2)を丁寧に復習すること
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その上で、音読や短い長文に毎日ふれること
この3ステップで、3か月後には「あれ、英語長文って意外と読める?」という感覚がつかめてきます。
英語は裏切りません。やればやるほど読めるようになります。
英語長文は「かたいパン」だ!
最初は「なにこれ、歯が立たない!」ってなるけれど、スープ(=単語や文法)につけて少しずつ慣らしていけば、ちゃんと噛めるようになります。
しかも、噛めるようになると、味が深くて美味しいことに気づく。
英語長文も同じ。最初は「硬い」けれど、慣れれば「読むほどに面白くなる」世界が待っています!